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こんにちは。このマッサージマニュアルの著者の新進子です。
国家資格の按摩マッサージ指圧師になって、ずいぶん時間が過ぎました。
主婦から学生、プロへの変身は、天職に巡り会う幸運なものでした。
元々は、電機メーカーHと自動車メーカーHに10年ほど勤務した事務員で
したが、どうしても楽しくない、ミスばかりの無能なダメOLでした。
そして子どもの頃から、人間の体のメカニズムが本当に大好きでした。
「1日も休むことなく働く心臓のために私ができること」を考えたり、病気で胃を切除しても、また食べられるようになることや、「激痛」で発狂しないように、自律神経の判断で気絶させる仕組みなどを聞くと、子どもながら感動で胸がいっぱいになったものです。
体を休ませるお手伝いってなんだろう? いつもひとりで考えていました。
「体は部品で作る工業製品じゃない、全体でひとつ」
ふと思いついた結論は信念になり、親が死んで入った保険金を学資に、鍼灸マッサージの専門学校に入学したのは30代半ばです。受験勉強やりました。専門学校(3年)を卒業しないと国家試験は受験できません。厚生省(今は厚生労働省)からのカリキュラムで、国立○○大学医学部からアルバイトで来てくださる講師の授業が9割です。
国家試験に合格した後は、各都道府県の医療整備課に登録します。
講義が始まると、医師の博識と落ち着きは素晴らしく、すっかり魅せられた私は、個人的にも基礎医学(特に解剖学)をできる限り勉強することにして、医学部の先生に医学を勉強したいと直訴しました。「先生」と言う人は「学生」にはやさしいですね。
どなたも即時「OK」でした。ひとつひとつ自分でまとめては質問です。特に人体発生のメカニズムには夢中になりました。
ひとりで、あるいはクラス仲間と「いつでもいらっしゃい」の声に甘えて、
再三医学部にお邪魔しました。
「何を質問してもいい会」「骨の勉強会」「標本を全部見せてもらう会」など
を企画しては、お手数、ご迷惑のかけ通しでした。今も感謝しています。
「人の体は生きるためにいじらしいほど努力する」、本当に実感でした。
専門学校は外から見る以上にハードです。
解剖、生理、衛生、診断、病理などの基礎医学に加えて、漢方の理論や、指圧マッサージ按摩の理論や実技にいつも追われています。
そして、仕事についてから、いつも「介護や育児をする人の健康が大切」と感じてきました。忙しい人の疲労回復こそ根っこです。全てを「愛情」という言葉で覆って、無理や疲労を見えなくすることはとんでもないことです。
そのために「おうちでもマッサージできますよ、指や手が痛くなく、手首、手のひら、親指でちゃんとできますよ」と 声を大にして言いたかったのですが、なかなかチャンスがありませんでした。
疲れたとき、ちょこっと、本当にちょこっとでも、ポイントに手が届いたら「ああ極楽」と言うことになるのですが、なかなかわからないものですね。
できないと思わないでやってみましょう。これならきっと大丈夫という方法を、超簡単にして、イラストを並べました。
そんなおうちでできるマッサージシリーズが本書です。
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